四季を感じる

海と山、両方の魅力を楽しめる香川県三豊市仁尾町。遠浅の父母ヶ浜は良質の砂浜として知られ、干潟は多くの渡り鳥が訪れる飛来地になっています。庄内半島に位置する紫雲出山には春は桜、初夏はアジサイなど季節の花々が山を彩り、山頂の展望台からは瀬戸内海を広く見渡すことができます。町内には絶景スポットも多く、海と山を通して仁尾の自然や四季の豊かさを存分に感じることができます。

  1. 紫雲出山
  2. 渡り鳥
  3. 柑橘

半島と瀬戸内海が織りなす絶景が目の前に

香川県三豊市の庄内半島に位置する紫雲出山(しうでやま)。桜やアジサイなど、四季折々の植物が山を美しく彩り、季節を感じながら遊歩道を散策することができます。標高352mの山頂展望台からは、山の自然と瀬戸内海ならではの多島美が織りなす絶景を望めるのも魅力です。竪穴式住居や高床倉庫をはじめとした弥生時代の高地性集落について展示する「紫雲出山遺跡館」もあり、その館内には喫茶コーナーも用意しています。

●DATA
香川県三豊市詫間町大浜乙451-1

瀬戸内海をバックにくつろぐ渡り鳥

干潮時には、約400m幅の干潟ができる父母ヶ浜。水深が浅い干潟には多くの酸素が海水に含まれ、栄養物質も多いため、貝やカニなどの魚介類が豊富です。そうした生物を狙ってシギをはじめとした渡り鳥が姿を現し、父母ヶ浜は飛来地としても知られています。瀬戸内海をバックに波打ち際で鳥たちがたわむれる、のどかな様子を見ることができます。

●DATA
「父母ヶ浜」香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3

土地が育んだ色鮮やかな季節の柑橘

温暖で日照時間が長く、雨の少ない瀬戸内海沿岸は、柑橘類の生産が盛ん。なかでも仁尾町は日当たりの良い丘陵地が多く、レモンやみかんの栽培に昔から取り組んできました。山側に目を向けると、柑橘の木々が濃い緑の葉や色鮮やかな果実をつけたりと、四季折々の表情が広がります。「仁尾みかんの里」では、とれたてのみかんの購入や試食が可能。特に最盛期の冬は訪れたいスポットです。

●DATA
「仁尾みかんの里」香川県三豊市仁尾町仁尾甲1206-1


四季を愉しむ

さまざまな伝統文化や伝統行事が多く残っている香川県三豊市仁尾町。地域の人々が総出となって行うイベントや祭りの中には、全国的に珍しいものもあります。絶景スポットが町のいたるところにあるのも、海と山の両方に囲まれた仁尾町ならでは。一年を通して感じられる仁尾の魅力を、アクティビティやイベントで存分に体感してみてください。

  1. 海あそび
  2. 秋祭り
  3. 風穴
  4. 山歩き
  5. 仁尾竜まつり
  6. 仁尾マリーナ
  7. 八朔人形まつり

穏やかな海を楽しむ海上アクティビティ

SUP(サップ)とはスタンドアップ・パドルの略称で、水上でサーフボードのようなものの上に立ってパドルで漕いで進むスポーツです。仁尾では、穏やかな瀬戸内海の海上でこのSUPやシーカヤックをしながら海岸線約2㎞をゆったりとクルージングすることができます。海風を感じながら、青い海に感動したり刻々と変化する景色の美しさを目にしたりと、人気の海上アクティビティを体験してみるのもおすすめです。

●DATA
「Free Cloud」香川県三豊市仁尾町家の浦383

町内を賑やかに盛り上げる秋祭り

仁尾町にある「賀茂神社」や「履脱八幡神社」の秋祭りは、現在毎年10月の第2土曜・日曜日に行われています。町内で「オマエダシ」と呼ばれる御巡幸が行われるほか、長床神事、ご神霊の浜ノ宮への安置、熊毛・鳥毛・槍・薙刀・獅子・太鼓台の奉納が行われます。「ちょうさ」と呼ばれる太鼓台を、掛け声に合わせてかきあげる光景は壮観です。秋祭りは「日枝神社」、「大将軍神社」でも開催されています。

●DATA
「賀茂神社」香川県三豊市仁尾町仁尾丁1044

産業発展の歴史を伝える風穴

香川県三豊市の仁尾町から三野町にまたがる志保山(しおやま)。その中腹にある風穴は、明治時代の殖産興業・富国強兵政策の流れを受けて蚕の卵を保管する目的で作られ、養蚕産業の発展に大きく貢献しました。この風穴は、当時の歴史を伝える貴重な産業遺産になっています。夏でも吹き出し口あたりでは15〜16度くらいの涼風が吹き、風穴の前は志保山の登山者の休憩スポットにもなっています。

●DATA
香川県三豊市仁尾町仁尾

瀬戸内海の絶景が楽しめるハイキング

庄内半島の中心部にある標高352mの紫雲出山(しうでやま)は、瀬戸内海に浮かぶ島々が箱庭のように美しく見えると愛好家の多い山歩きコース。また、仁尾からほど近い観音寺市にある標高404mの稲積山もハイキングコースとして人気です。山頂には高屋神社の本宮があり、観音寺市内と瀬戸内海が一望できます。その様子から、本宮の鳥居は「天空の鳥居」とも呼ばれています。

●DATA
香川県観音寺市高屋町2800

巨大竜に水をかける伝統行事

200年以上前に始まったといわれ、昭和14年以降途絶えていた神事。昭和63年の瀬戸大橋博覧会を機に、地域の伝統行事継承のため「仁尾竜まつり」として復活し、今は毎年8月第1土曜日をメインに開催されています。伝統文化を今に伝えるものとして、地域の人々に親しまれています。稲藁で作った長さ35m、重さ3tの巨大竜に、雨乞いの願いを込めて観衆が勢いよく水をかける「水あぶせ」は圧巻です。

さまざまな楽しみ方ができるマリーナ

西日本でも有数の規模を誇る、大きなマリーナです。ボートをはじめとした本格的なマリンレジャーの拠点としての役割のほか、バーベキューハウスなどもありさまざまな楽しみ方ができます。クラブハウスの2階にある喫茶店は一般利用が可能で、日替わりランチやスイーツを提供。店内席やテラス席から海を眺めながら、ゆっくりとくつろぐことができます。

●DATA
「仁尾マリーナ」
香川県三豊市仁尾町仁尾己918-12

町散策と一緒に楽しむジオラマ展示

歴史上の武将やおとぎ話の名場面を、日本人形や団子馬、砂や草木などを用いながらジオラマで再現。昔ながらの雰囲気が残る仁尾町の店先に飾られたジオラマを、町めぐりをしながら鑑賞することができます。全国的にも珍しいイベントで、各場面をまわることのできるスタンプラリーのほか、さまざまなイベントも実施。毎年9月中旬ごろの週末に行われています。

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