思い出や記憶がなくなると、
人は未来を描けなくなる。
施設のおはなし。
三方を山に、一方を海に囲まれた、自然あふれる香川県三豊市仁尾町。
目の前に瀬戸内海が広がる父母ヶ浜からすぐの場所に、讃岐緑想はあります。
穏やかで豊かな土地であるからこそ、何も足さなくても良い。
昔から守られてきたこの地の風土と、等身大の暮らしを受けとめる住宅。
そうした想いのもと生まれたのが、この讃岐緑想です。
住宅の真価は、そこにとどまらなければ分かりません。
できるなら、短い時間よりも長い時間をかけて。
その真価を知る一つの体験として、
“泊まる”ことのできる住宅、讃岐緑想があります。
まるで暮らすように、そこに泊まってみれば。
家のこと、海や風や豊かな緑のこと、
四季とともに時間を過ごすこと、少し手をかけて楽しむこと。
一人ひとり、五感に響くものが確かにあるはずです。
この場所で深く刻まれた記憶は、
これからの未来を自由に描くための軸となっていくことでしょう。
土地伝統のフォルムと素材
香川県の土を一部配合し焼成している菊間瓦を筆頭に、焼杉、越屋根、下屋など、讃岐地方に昔から伝わる材料や形を採用。風雪に耐えて残ってきたこの地ならではの特徴が、心地良い暮らしへと導きます。
コンパクトかつ豊かなプランニング
基本寸法に通常よりも広い四国間を使用し、ゆったりと設計されています。しかし、動線はシンプルに、コンパクトに。狭いところ、広いところ、明るいところ、暗いところ…。住宅の中にさまざまな場所が散りばめられています。
優れた温熱性能がもたらす自由
断熱・気密性能を高めて、室温のムラをなくしています。北側に居ても寒くなく、2階に上がっても暑くありません。どの場所に居ても身体が楽で、自由に暮らすことができる。お気に入りの場所でくつろぐ、至福のひと時をお過ごしください。